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デジタルマーケティング

GA4でのKPI設定を最適化するための「3つのステップ」とは

Googleアナリティクスの新しい規格である、GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)が、2020年10月にリリースされたました。加えて、UA(現行のGA:ユニバーサルアナリティクス)が2023年に廃止されることを受けて、KPIの再設定を余儀なくされたマーケティング担当の方は多いと思います。

それに伴いに、

「どのようにGA4でKPIを設定すべきかわからない」
「GA4導入に向けてKPIを再設計したいけどやり方が分からない」

という悩みを抱えているWebマーケティングの担当者の方も多く存在されます。

そこで、もしあなたがGA4でKPIを設定する際にこの記事を参考にすれば、貴社の事業にとって最適なKPIを設定し実装することができるようになるでしょう。

この記事では、実際に1000社以上のUI/UX改善のご支援実績のあるコンサルティングファームの株式会社メディアシアターが、GA4でKPIを設定するステップとKPI設定で成功する3つのポイントについて詳しく解説いたします。

貴社の事業を最大化させるための最適なKPIを設定し、実装したいとお考えの担当者様は是非ご覧ください。

UA(現行のGA)からGA4に移行してCVRを170%改善した事例

まずは、UA(現行のGA)からGA4に移行して成功した事例を解説します。

英会話業界の某大手G社は、サイトのCVR低下による売上低迷に悩まされていた。G社は、Web上での分析をUAで行っていましたが、廃止されるという通知に伴い、GA4を導入しました。これを機に現状のWeb上のKPIが見直されることになりました。
UAの分析では、CVRやセッション数などの増減などの指標は見ていましたが、課題や改善箇所を見つけることまではできていませんでした。

GA4は、UAと違いセッション(訪問)中心の計測方法からユーザ中心の計測方法に仕様変更したことにより、ユーザの行動に焦点を当てて分析できるようになっています。

そこでG社は、「コンバージョンに繋がったユーザの行動」に焦点を当て分析をしました。

具体的には、「目標到達プロセスデータ探索」というテンプレートを使い、ページ内で「コンバージョンまでのユーザ行動」を可視化できるようにしました。その結果、「ページ内の”動画コンテンツ”を再生しているユーザ」が、最終的にコンバージョンにつながっているということを発見しました。

そのため、動画コンテンツを中心としたサイトリニューアルを行うこととなり、CVRを170%改善し売上増を実現したのです。

このように、適切なKPIを設定することにより、問題点がより明確になり、最適な事業改善を行うことができるようになります。

ではこれまでの内容を踏まえて、KPI設定で成功する3つのポイントについて詳しく解説します。

 

GA4でKPIを設定するステップ

ステップ①現状の計測項目やタグ設計を棚卸しする

適切なKPIを設定するためには、現状の計測状況を棚卸し、利用していないイベントやカスタムディメンションなどをGA4で計測しないように整理精査する必要があります。
なぜなら、必要のない設定を残しておくと、マーケティングリソースの過度な分散を招いてしまうからです。

KPIを必要以上に多く設定しまうと、優先順位が曖昧になってしまいます。その結果、設定者以外のチームメンバーや他部署の社員は、どのKPIに力を入れるべきかが判断できなくなってしまう恐れがあるのです。

棚卸の方法として最適なのは、エクセルやスプレッドシートにイベントやカスタムディメンションを書き出して、俯瞰してみる方法です。

書き出した後は、そのイベントやカスタムディメンションがグーグルタグマネージャーのどのタグで設定されているかも一緒に棚卸しをするとよいでしょう。

Webマーケティングにおいてよく使われるKPIについては、下記の記事でよくまとめられているため是非ご参照ください。

WEBマーケティングにおけるKPIとは?

ステップ②従来のKPI設定が適切なものかどうかを判断する

棚卸を終え、俯瞰してみた段階で、従来のKPI設定が適切なものかどうかを、再度考察して判断すべきです。

なぜなら、KPIの設定が不適切であるがゆえに、企業の目標として機能していないことが多く見受けられるからです。

例えば、「売上を半年後に2倍にする」というKGI(重要目標達成指標)を掲げている企業があるとします。
そのKGIの達成のために、KPIとして「毎月2回LPを改修する」を設定した場合、LPの改修が直接売上増につながっていないのであれば、それは不適切なKPIといえるわけです。

売上を増やすためには、「新規顧客獲得数」「リピート率」「客単価」「CVR」などの数値が直接関係しており、これらにつながる数値を目標として設定することが重要です。

事業への貢献度が明確かどうか、適切なKPIが設定されているのかを鑑みながら、GA4においても同じ指標で計測し続けるかどうかを判断するべきです。

ステップ③GA4の計測項目を設計する

KPI設定の整理、精査が終われば、あとは現在の会社の事業に合致した適切なKPIをGA4の計測項目に合わせて設定し、実装すれば完了となります。この際に留意していただきたいポイントは、「UA」と「GA4」は全く別のツールと認識した方が良いということです。

今までも何度かその点について触れてきましたが、両者はそもそも計測する「分析軸」が異なっているからです。

UAで計測できていた指標が、GA4では計測できなくなった指標もありますし、同じ名称の指標でも計測軸が変わったため、GA4とUAとの間で単純に数値比較ができなくなることが発生しています。

例えば、セッションという指標は引き継がれていますが、1セッションの中で複数回のコンバージョンが発生した場合、UAでは1件しかカウントされなかったところが、GA4ではコンバージョンが発生した回数分カウントされる仕組みに変更されています。

そのため、商品数が多い場合やコンバージョンポイントが多いサービスでは、GA4の仕組みでカウントした場合、実際にはコンバージョンが増えていなかったとしても、コンバージョン数が増加する数値が出てくることになります。

このように、GA4はUAの新しい規格となっておりますが、実際は別のツールだと思って取り組んだ方が良いでしょう。

 

KPI設定で成功する3つのポイント

KPIの設定で成功するためには、KGI達成までの道のりを明確に示し、それぞれの社員が目標を明確にすることでモチベーションアップにもつなげていくことが重要です。

そのためには適切なKPIを設定する必要があるのですが、ここではその3つのポイントについて解説していきます。

ポイント①実現可能なKPIを設定する

企業が事業発展のために掲げるKGIを達成するためには、その中間目標であるKPIの達成が不可欠です。

そのため、KPIは適切であるだけではなく、実現可能なものでなくてはなりません。

なぜなら、現状にそぐわないような、実現不可能な目標を掲げても、いつまでたっても達成できないばかりか、達成へのイメージを持つことが出来なくなってしまうので、社員のモチベーションを下げることになってしまいます。

全ての部署に在籍する全ての社員に、一丸となって本気でKPIの達成に向けて取り組んでもらうためには、その目標が努力次第で実現可能な数値である必要があります。

もし達成できないようなKPIを設定してしまった場合には、その原因を分析し、適切に修正するようにしましょう。

ポイント②ビジネスへの貢献度を明確にする

WebマーケティングでのKPIは、そもそもKGIを達成するために設定された数値目標ですが、目標達成の度合いが数値として見えやすいが故に、いつしか目の前の数字を追いかけることが目標となってしまい、KGI達成という大きな目的から外れてしまうことがあります。

KPIは、常に達成すべきKGIというゴールに近づいているかどうかや、ビジネスやユーザに貢献していることが実感できるような内容に設定することが理想的であると言えます。

ポイント③KPIをSMARTの法則でチェックする

目標設定の際に多用されるフレームワークの一つをご紹介しましょう。

「SMARTの法則」を活用することで、効果のあるKPIが設定できるようになります。
新たに設定したKPIが、この5つの法則に沿っているかどうか、ひとつひとつ入念にチェックしながら決定するようにしてください。

・Specific(具体的である)
・Measurable(計測可能である)
・Achievable(達成可能である)
・Relevant(関連性がある)
・Time-bound(期限を決める)

 

まとめ(GA4導入を計測設計の棚卸しの機会と捉える)

このブログでは、GA4で新たにKPIを設定するステップと、KPI設定で成功するための3つのポイントについて解説してきました。

GA4でKPIを新たに設定するステップは、以下の3つとなります。

  1. 現状の計測項目やタグ設計を棚卸し
  2. 従来のKPI設定が適切なものかどうかを判断
  3. GA4の計測項目の設計

また、KPI設定で成功する3つのポイントは、以下の3つとなります。

  1. 実現可能なKPIを設定する
  2. ビジネスへの貢献度を明確にする
  3. KPIをSMARTの法則でチェックする

上記を踏まえていただき、ぜひ皆様の事業の発展に最適なKPIを設定してください。

また、GA4は毎月何らかのアップデートが行われていますので、日々情報収集を行い、知識をアップデートしていく必要があります。
GA4の仕組みや機能だけでなく、根本的な考え方についても理解したうえで、導入を進めていきながら、PDCAサイクルをしっかり回し、KGIを達成していきましょう。

GA4とBigQueryを活用することによって、中長期視点で売り上げを最大化したいという方は、こちらの記事を参考にしてください。

GA4とBigQueryを連携することによって実現できる3つのこと

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この記事を書いた人
清水 泰裕
2021年に株式会社Media Theaterに入社。 大手英会話事業会社、ヘルスケア・スキンケア商品事業会社のサイトリニューアル案件に従事。 顧客行動調査・データ分析により、精度の高いUI/UX改善プランを策定。