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グローバルサイト

ネスレやトヨタなどのトップブランドから学ぶグローバルサイト10事例

グローバルサイトを構築したい担当者は、まずは世界の優れた事例を探しているのではないでしょうか。
実は、優れたデザインのように感じるグローバルサイトの背景には、各企業がそれぞれの目的に沿って使用しているテクニックが隠れています。
もしあなたが、グローバルサイトの構築に携わるのであれば、本日ご紹介する10事例を見れば、必ずヒントになる事例を見つけることができるでしょう。

なぜなら、あなたの会社のコーポレートサイトの運用目的と同じ方向性で成功しているサイトの構造を参考にしながら、サイトを再構築することでグッと成功確率が上がる効果が期待できるからです。

本記事では、1000社以上のご支援実績のあるコンサルティングファームの株式会社メディアシアターグローバルサイトを構築・運用する上で参考になる事例について、重要なポイントのみを抽出して解説いたします。

グローバルサイト10事例の比較表

下記は世界でも有名なトップブランドのグローバルサイト10事例に、筆者が独自の評点を加えたものです。

1つずつ事例を紹介していきます。

 

世界的に有名なグローバル企業のグローバルサイト10選

事例①ネスレ(食料品)

引用元:https://www.nestle.com/

■評価 

・情報の探しやすさ:〇
・TOPページのシンプルさ:〇
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:〇

株式会社ネスレは、スイスのヴヴェイに本社を置く、世界最大の食品・飲料メーカーです。
1866年に設立され、現在はミネラルウオーターやベビーフード、コーヒー、乳製品など多くの製品を取り扱っています。

ネスレのグローバルサイトは、ローカルサイトと同じサイト構成になっており、右上部には「各国サイトの切り替え機能」が表示されているため、非常にユーザビリティが高いです。

世界82の国と地域に向けたローカルサイトとの切り替えが容易にできるため、グローバルな視点でサイトを見る人にとって、特に使いやすいサイトであると言えるでしょう。

セカンドビューの位置には、主要なブランドのロゴと詳細ページへの動線が設けられており、どのような事業を展開しているのか一目でわかるようになっています。

 

事例②サントリー(食料品)

引用元:https://www.suntory.com/index.html

■評価

・情報の探しやすさ:〇
・TOPページのシンプルさ:〇
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:◎

サントリー(サントリーホールディングス株式会社)は、日本の大阪府大阪市に本社を置き、洋酒、ビール、清涼飲料水の製造・販売等を中心に行う企業グループです。
1899年に鳥井商店という名前で創業し、1963年にサントリーに改称しています。

FV(ファーストビュー)上にローカルサイトへのナビゲーションが設置されています。
カーソルを合わせると、ページが変わることなくカテゴリー別のサイトの行き先が選べるため、とても使いやすいUI(ユーザーインターフェース)となっています。
ローカルサイトに移行する前に、飲酒できる年齢に達しているかという確認が行われる作りとなっており、特に海外では重要視されるコンプライアンス上の配慮がなされています。

また、セカンドビュー内には主力商品がビジュアル的にイメージしやすいデザインで表記されているため、どのような事業を展開しているのかが非常にわかりやすいです。

 

事例③ トヨタ自動車(自動車)

引用元:https://global.toyota/en/

■評価 

・情報の探しやすさ:〇
・TOPページのシンプルさ:〇
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:◎

トヨタ自動車株式会社は、日本の愛知県豊田市に本社を置く世界最大級の自動車メーカーです。
1933年、㈱豊田自動織機製作所(現在の㈱豊田自動織機)で自動車づくりがスタートし、1937年にはトヨタ自動車工業㈱が設立されました。
現在では、住宅、金融、IT、マリン、バイオ・緑化といったモビリティ以外の分野にも進出しています。

グローバルサイトとして、日本語と英語に適応したサイトが存在していることから、日本と英語圏での事業展開がメインとなっていることが想定されます。

右上部のバナーをクリックするだけで、簡単に国内向けのサイトと英語圏のグローバルサイトの切り替えが出来ます。

グローバルナビにカーソルを合わせると、ページが変わることなくカテゴリー別にサイトの行き先が選べるため、UI(ユーザーインターフェイス)の観点でも非常に有効であると言えるでしょう。

 

事例④日産自動車(自動車)

引用元:https://www.nissan-global.com/EN/

■評価

・情報の探しやすさ:◎
・TOPページのシンプルさ:〇
・言語切り替えのしやすさ:〇
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:◎

日産自動車株式会社は、日本の神奈川県横浜市に置いている自動車メーカーです。
1933年にダット自動車製造からダットサンと呼ばれていた小型自動車の製造権のみを譲り受け、自動車製造という社名で創業されました。
すぐに社名を「日産自動車」に変更し、現在に至っています。

一番目に留まりやすい、右上部に作られたバナーをクリックするだけで言語の切り替えができるため、ユーザーにストレスを感じさせません。

グローバルナビに表記されているカテゴリーなどの文字にカーソルを合わせると、イメージ動画が流れ続ける中で、ページが変わることなく次に開きたいページを選ぶことができます。
機能性が非常に高く、UI(ユーザーインターフェース)的に有効に働いています。

他の多くの日本企業と同様に、日本語と英語のみの対応ですので、日本と英語圏での事業展開がメインであることが伺えます。
その一方で、日本語と英語以外の国のローカルサイトは少し探しにくいように感じます。

 

事例⑤キャノン(電子機器)

引用元:https://global.canon/ja/

■評価 

・情報の探しやすさ:〇
・TOPページのシンプルさ:◎
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:〇

株式会社キャノンは、日本の東京都大田区に本社を置き、映像機器、事務機器、デジタルマルチメディア機器や半導体・ディスプレイ製造装置などを製造する大手精密機器メーカーです。
1937年に精機光学工業株式会社として創業し、1947年にはキャノンカメラ株式会社に社名変更しています。

セカンドビューに投資家情報が大々的に出ていることから、グローバルサイトのメインターゲットが投資家や株主に絞られていることがわかります。
また、メインの国の切り替え機能が日本語と英語に適応していることから、日本と英語圏での事業展開がメインとなっていることが想定されます。

商品販売やブランディングという目的では、世界170以上の国と地域に向けた販売会社のローカルサイトが用意されており、当然各国の主要言語での対応がなされています。

 

事例⑥パナソニック(電子機器)

引用元:https://holdings.panasonic/global/

■評価 

・情報の探しやすさ:△
・TOPページのシンプルさ:〇
・言語切り替えのしやすさ:△
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:〇

株式会社パナソニックは、日本の大阪府門真市に本社を置き、エアコンや洗濯機などといった白物家電分野をはじめ、照明器具・配線器具などの住宅設備分野や、リチウムイオン二次電池などの車載分野などを製造しているメーカーです。
1918年に松下電気器具製作所として創業し、2008年に現在の社名に変更されています。

言語の切り替え機能がフッター近くに設置されていますが、UI(ユーザーインターフェース)を重視するのであれば、FV(ファーストビュー)に設置する方が使い勝手は良くなります。

また、メインビジュアルが、事業内容や会社ブランドを視覚的に理解できるような内容になっていないため、初見の人にはかなりわかり辛いという印象を与えてしまうでしょう。

商品販売やブランディングという目的では、グローバルネットワークとして世界89の国と地域に向けたローカルサイトが用意されています。

 

事例⑦サムスン(電子機器)

引用元:https://semiconductor.samsung.com/jp/

■評価 

・情報の探しやすさ:〇
・TOPページのシンプルさ:〇
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:〇

サムスン電子は、大韓民国の京畿道水原市に本社を置いている、世界最大級の総合家電・電子部品・電子製品メーカーです。
サムスン電子の親会社である三星商会は、食品と衣服を主力事業としていましたが、1969年1月に三星電子工業株式会社を、そして12月には三星三洋電機を設立し、電子産業に進出しました。

FV(ファーストビュー)右上にはクリックすることでタブが出てきてページ内で言語切り替えが出来るように設計されています。
グローバルナビはすべてタブ化されており、ページ内で完結するため、使い勝手がとても良いです。
ただ、TOPページ内に記載する情報量としてはかなり多いため、目的が明確でないユーザからすると困惑する原因になりかねないと想定されます。

ページ全体の情報整理をすることによってユーザの求める情報へ最短で誘導出来るようになるかもしれません。

 

事例⑧ジョンソンエンドジョンソン(医療製品)

引用元:https://www.jnj.com

■評価

・情報の探しやすさ:△
・TOPページのシンプルさ:△
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:〇

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を置き、製薬、医療機器その他のヘルスケア関連製品を取りあつかっているメーカーです。
1886年、感染症によって尊い命を落としている負傷兵の存在に心を痛めた2人のジョンソン兄弟によって創業されました。

コーポレートサイトとしては珍しく、ナビゲーションが左のサイドバーに設置されています。

ページのカテゴリーや、サイト内の文字数が多いため、必要とする情報を探しだすのには少し時間がかかる印象を受けます。

ユーザーは長い文字は読み飛ばしやすい傾向にあるため、離脱を防ぐために情報の整理を行う必要があると考察されます。

 

事例⑨ユニリーバ(家庭用品)

引用元:https://qr.paps.jp/zlWwP

■評価 

・情報の探しやすさ:△
・TOPページのシンプルさ:〇
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:△

株式会社ユニリーバは、イギリス・ロンドンに本拠を置く世界有数の一般消費財メーカーです。
1930年、イギリスの石けん会社と、オランダのマーガリン会社が経営統合する形で「ユニリーバ」は誕生しました。
現在は、世界180ヶ国以上に支店を擁し、食品・洗剤・ヘアケア・トイレタリーなどの家庭用品を製造・販売するグローバル企業です。

イギリス発祥のサイトということもあり、メインカラーは欧州では高貴なイメージのある青色をベースとした寒色が用いられています。
そこに赤色や緑色などが多用されており、日本人の感覚からすると親しみのない配色で、見づらいサイトだという印象を受けてしまいます。

また、グローバルサイトとしての役割を考えると、ぱっと見た時にどんな事業を展開しているのかがわかり辛いため、株式会社ネスレのように主要なブランドを最初に目に入れるようにするなど改善の余地はありそうです。

 

事例⑩資生堂(化粧品)

引用元:https://corp.shiseido.com/en/

■評価

・情報の探しやすさ:◎
・TOPページのシンプルさ:
・言語切り替えのしやすさ:◎
・視覚的に企業イメージが理解できるかどうか:〇

株式会社資生堂は、日本の東京都中央区に本社を置き、化粧品の製造・販売を主な事業としているメーカーです。
1872年に日本初の民間洋風調剤薬局として創業され、1916年には化粧品事業へと本格的な転換を図り、1927年には社名を株式会社資生堂に変更しています。

右上部分には日本語と英語を切り替えられるナビゲーションがありますが、そのすぐ横に中国向けのナビゲーションが追加されています。
中国市場を非常に重視するサイト構成であることが伺えます。

今後も他の言語圏向けのサイトを増やして、より積極的にグローバル展開していく過程であると考察できます。

ブランドカラーである赤色と背景に使われている白色を基調としながらも、欧州では高級感を感じやすい青などの寒色がバランスよく使われており、非常に洗練されて落ち着いたイメージが感じ取れる配色になっています。

 

まとめ:自社に合わせたテクニックを駆使してグローバルサイト構築をすべき!

本日は、世界でも有名なトップブランドのグローバルサイト10事例についてご説明いたしました
世界中に存在しているユーザのニーズに適したグローバルサイトを作るためには、自社に合わせたテクニックを駆使しながら、目的・ターゲット・ブランドに合わせたサイト構築が重要になります。
もし、これからグローバルサイトを構築する方は、以前グローバルサイト構築を成功に導くための4つのポイントをまとめておりますので、下記の記事も参考にしてください。

グローバルサイト構築を成功に導くための4つのポイント

もし貴社が、グローバルサイトを構築することによって売り上げを最大化したいのであれば、グローバルサイトの構築実績がある知見の高い会社に依頼することをお勧めします。
1000社以上の支援実績があるコンサルティングファームである弊社には、国内での大手企業の様々なサイト構築ユーザビリティを改善してきた実績があります。

是非他社の実績と照らし合わせて検討してみてください。

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この記事を書いた人
清水 泰裕
2021年に株式会社Media Theaterに入社。 大手英会話事業会社、ヘルスケア・スキンケア商品事業会社のサイトリニューアル案件に従事。 顧客行動調査・データ分析により、精度の高いUI/UX改善プランを策定。